(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
小林農場の独自の暦・「五十節(令和七年度)」では、夜空の月が満月(🌕️)を迎える1月14日から下弦(🌗)を迎える1月22日までが「第四節目」となります。
第四節目の季節名は「霜枯れ〜草、赤紫色に枯れる〜」です。
冬の畑に生えている雑草。
寒くなり 赤紫が 滲む草
昨年まではこの寒さの厳しい時期にオオイヌノフグリの小さくてかわいらしい青い花がキラキラと輝きながら咲いていましたが、この冬は寒さに負けてしまったように、葉が赤紫に変色して枯れてしまいそうになっていて、花がほとんど見られません。
オオイヌノフグリだけではなく、他の野草も葉が赤くなっていて、地面全体が赤く見えます。
草などの植物は寒くなると葉が緑色にはならずに赤や紫になる場合もあるようです。
冬の杉 葉、覆うけれども 赤茶色
畑の隅に鎮座している杉の木。
杉は冬になっても葉に覆われていて、「常緑樹」と呼ばれていますが、冬になると木全体が緑ではなくて赤茶色に変わります。
杉の木のあちらこちらにたくさんの雄花がぶら下がっています。おそらくこれらの赤茶色の雄花が杉の木をさらに赤茶色にしているのでしょう。
「さあ、これからたくさん花粉を飛ばすぞ」と、やる気満々の杉の木の様子。
オリオンの 左に火星 赤く燃え
冬は最も夜空の星がきれいに見える季節。
オリオン座は夜空を見上げれば誰でも簡単に見つけられる星座です。
この冬はオリオン座の左側に、燃えているように赤い星が目立ちます。それは、火星です。
この1月は地球と火星の位置が接近しているので、私達も火星を観測しやすいようです。
オリオン座の上の方にもやたら明るく輝いている星がありますが、それは木星です。
しかし、最も明るく力強く輝いている星は、日が暮れてすぐに西の空に輝き始める金星(宵の明星)だと思います。