(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
小林農場の独自の暦・「五十節(令和六年度)」では、夜空の月が満月(🌕️)となる12月15日から冬至を迎えるまでが「第五十節目」となります。
第五十節目の季節名は「コナラの木 葉っぱを落として 山眠る」です。
秋が深まってゆく頃に様々なの木々が順番に葉を落としてゆきます。
雑木林の広い範囲を占めるコナラの木々は、一番最後くらいに葉を落とします。コナラの木が葉を落とす頃になると本当に雑木林では葉の姿が見られなくなり、山の全体が光合成をやめて眠っているような様子になります。
今年はまだコナラなどの木にしぶとく残っている枯れ葉も見られます。秋の気温が高くなっているために紅葉の見頃の時期が遅くなっているということをよく耳にしましたが、落葉の時期も遅くなっているような気がします。
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第五十節目を表す季語
・山眠る(やまねむる) ・冬木立(ふゆこだち)
・冬将軍 ・底冷え
・一陽来復(いちようらいふく) ・冬至南瓜(とうじかぼちゃ) ・柚子湯(ゆずゆ)
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第五十節目の頃に歌いたい歌
「四季の歌」 こちらをクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きになれます。
作詞・作曲/荒木とよひさ
「everlasting snow」 こちらをクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きになれます。
作詞:aimerrhythm 作曲:林奈津美
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小林農場・独自の暦「五十節」では、日が最も短くなって再び日が長くなり始める冬至の日が「元日」となります。
今年も冬至を迎えて令和六年度は過ぎ去り、新たな一年が再び始まります。
令和六年度の「五十節」の一覧
第一節目 「夕焼けの 赤が濃くなり 燃えるよう」
第二節目 「凍る池 霜が柱に 花になる」
第三節目 「大根が 地下でゆっくりと 芽を伸ばす」
第四節目 「雪が降る 薄化粧して すぐ溶ける」
第五節目 「オオイヌノ 瞳、きらきら 青い花」
第七節目 「梅の花 ぽつぽつと咲く 冬木立」
第八節目 「強い風 諸々、飛んで 竹、なびく」
第九節目 「水ぬるむ 雪は残らず 雨となる」
第十節目 「アブラナが 茎を伸ばして 蕾、出す」
第十一節目 「キジが鳴く 春が来たぞと 告げる鳥」
第十二節目 「白い蝶 花につられて 舞い始め」
第十三節目 「ウグイスが ホウホケキョウと 鳴き始め」
第十四節目 「コブシの木 握りしめてた 花開く」
第十五節目 「サクラ咲く ボケ、ユキヤナギ レンギョウも」
第十六節目 「新緑が 山に畑に 押し寄せる」
第十七節目 「カエル鳴く 田んぼには水 大合唱」
第十八節目 「霜は止み 苗を田畑へ 巣立たせる」
第十九節目 「フジの花 木々に紛れて 垂れ下がる」
第二十節目 「熨斗目(のしめ)のガ 穀物に産み 粒を喰う」
第二十一節目「ホタル舞う 光、ゆらゆら 点いて消え」
第二十二節目「マダケ、伸び 地下では茎が 横に伸び」
第二十三節目「クリの花 しっぽを垂らして 香りまく」
第二十四節目「アジサイが 町を彩る ガクの色」
第二十五節目「日が伸びて 夕方七時 暮れなずむ」
第二十六節目「キリギリス キリキリ鳴いて 舌を打つ」
第二十七節目「ツユクサの 水色の花 涼しそう」
第二十八節目「ヒグラシが 昼夜の境 告げて鳴く」
第二十九節目「ヤマユリの 花が開いて 香りたつ」
第三十節目 「雷雨降り 猛暑が生んだ 夕涼み」
第三十一節目「コオロギが 甲高く鳴く 夏の夜」
第三十二節目「イネの草 エノコログサか メヒシバか」
第三十三節目「蝉しぐれ ツクツクボウシ 参加する」
第三十四節目「スズムシが 日が暮れた後 ベル鳴らす」
第三十五節目「雨風が 作物倒し 通り過ぎ」
第三十六節目「チカラシバ 紫色の 穂を伸ばす」
第三十七節目「カラスウリ 実を赤く染め ぶら下がる」
第三十八節目「クリの木が 毬(いが)を落として 実をこぼす」
第三十九節目「赤トンボ 飛んでは止まる 棒の先」
第四十節目 「ススキの穂 空き地に伸びて 風に揺れ」
第四十一節目「背高(せいたか)の アワダチソウが 咲く空き地」
第四十二節目「センダンの 種がとんがり 服に付く」
第四十三節目「ホトケノザ 春を待たずに 秋に咲く」
第四十四節目「初霜に 夏草、焼かれ 黒く焦げ」
第四十五節目「アスナロの 葉っぱが数枚 茶に染まる」
第四十六節目「イチョウの木 黄色に染まり 葉を落とす」
第四十七節目「セキレイが 尻尾を振らせて 飛び跳ねる」
第四十八節目「青空が 雨雲隠し 地が乾く」
第四十九節目「人、弱る 風邪が広まり 肌は割れ」
第五十節目 「コナラの木 葉っぱを落として 山眠る」